東京中低域とは?

東京中低域は2000年初頭、作曲家・水谷紹を中心に結成された、ほかの楽器を一切使用しない純バリトンサックス・バンドです。バリトンサックスというのは、一般に馴染み深いアルトサックスやテナーサックスよりも、ぐっと大きく、とても低い音の出る、弦楽器で例えるとちょうどチェロに相当するような楽器です。

結成以来、7枚のアルバム、3枚のシングル、4枚のDVDを発表。ほかにも幾つかのサウンドトラックやコンピレーション作品などに参加しています。そこで演奏されている楽曲は、ほぼ全てが東京中低域のオリジナルです。

そのサウンドは英国の音楽評論家、故チャーリー・ギレットをして「バリトンサックス10人で音楽を作ろうなんて考えるのは東京のヤツだけだ」と言わしめ、彼の強力な後押しを受けて2006年にはBBC Radio 3のライブ収録とEFG ロンドン・ジャズ・フェスティバルへの出演を兼ねた初の海外公演が実現、それを皮切りに、EFG London Jazz Festival 2008、2014、2018(イギリス)、Barbican Blaze 2010(イギリス)、North Sea Jazz Festival 2010、2012(オランダ)、Montréal Internathional Jazz Festival 2016(カナダ)などに次々と招聘され、今や世界のビッグ・ジャズ・フェスには欠かせない人気者になりました。またBBC Radio 3 “InTune” の年間ベストパフォーマンス賞に選ばれた2014年には、サックスの発明者アドルフ・サックス生誕200年を祝し、ベルギー国内ツアーも敢行、2018年にはロンドン~マドリード(スペイン)を繋ぐ7度目の海外公演ツアーを実施するなど精力的に活動の場を拡げています。

国内では春一番コンサート、サマーソニック、ワールドハピネス、東京ジャズ、シブヤ・ジャズ・クロッシング、ピーター・バラカンズLIVE MAGICなどに出演する他、2014年から毎年2月に開催される東京国際バリトンサックス・フェスティバルをホストバンドとして主催しています。

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域員ら

ミズタニアキラ/MIZUTANI AKIRA/水谷紹 [BARITONE-SAXOPHONE,Vocal] 

キトウアキラ/KITOU AKIRA/鬼頭哲 [BARITONE-SAXOPHONE] 

スズキヒロシ/SUZUKI HIROSHI/鈴木広志 [BARITONE-SAXOPHONE] 

ヒガシリョウタ/HIGASHI RYOTA/東涼太 [BARITONE-SAXOPHONE] 

ツツイヨウイチ/TSUTSUI YOICHI/筒井洋一 [BARITONE-SAXOPHONE] 

ウダガワトラゾウ/UDAGAWA TORAZO/宇田川寅蔵 [BARITONE-SAXOPHONE] 

ヤマモトマサト/YAMAMOTO MASATO/山本昌人 [BARITONE-SAXOPHONE]

ヤマナカヒデユキ/HIDEYUKI YAMANAKA/山中ヒデ之 [BARITONE-SAXOPHONE]

ナガタコーセー/KOSE NAGATA /永田こーせー [BARITONE-SAXOPHONE]

イデザキユウ/YU IDEZAKI/井出埼優 [BARITONE-SAXOPHONE]